超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
介護タクシー。 スタッフは二人で来てくれます。
指定した時刻に病院入口に来てくれて、 病院の車椅子からタクシーの車椅子に座りなおすのを手伝ってくれて、 老人ホームについたら、部屋まで車椅子を押して来てくれます。
介護保険の対象外で自己負担ですが、それほど高くありません。
老人ホームのスタッフも病院に迎えに来てくれて、 担当ナースからの申し送りを聞いてくれます。
そのスタッフは29日は本来休みだったけど、 出勤してくれたそうです。
出勤スタッフは入居者のお世話で手いっぱいなのだそうです。
なので、緊急入院の時など、 スタッフ一人が付き添って病院に行くと、 他のスタッフが大変忙しくなるとのことです。
車椅子の患者(しかも自分では会計できない)が退院するのに、 どれほどの人出が必要なのか、 病院側の人間だった私にはわかりませんでした。
地域包括ケアの概念を説明する模式図ではいろんな矢印がついていますが、 その矢印を患者が移動するとき、 すごい人手がかかるんですね。
月曜日の採血の結果で主治医が「はい、明日退院。」というと、 老人ホームのスタッフが休日を返上しなければならなくなるんですね。
誤解しないでくださいね。
母の主治医に対するぼやきではなく、
9年前まで私がそんなこと考えもしなかった反省です。
2014年5月1日の院長ブログ原稿