超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
ダヴィンチ手術で取り残しがない条件は?
日本泌尿器科学会発行の英文雑誌の今月号に、ダヴィンチ手術を日本でもっとも多く(たぶん)やっている大学からの論文が出ました。
切除断端に癌(-)となる予後因子は、PSA densityとsurgeon volumeとのことです。
PSA densityとはPSAをprostatic volumeで割ったもの。 prostatic volumeとは前立腺体積のこと。
ではsurgeon volumeって外科医の体積?
違います。surgeon volumeはlearning curveと同義語なんだそうです。 たくさん手術をやった医者ほど、完全に切除できるという内容の論文でした。
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デブな外科医ほど腕が良い、という内容ではありませんでした。
残念!
2013年9月27日の院長ブログ原稿