超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
40歳以下は受けないことを勧める。 70歳以上は受けることを勧めない。
40~54歳はハイリスク(家族歴、黒人)でない人には受けることを勧めない。
55~69歳がPSA検診のメリットが最も大きい。 1000人が検診を受けると1人の癌死を防げる一方、生検や治療の合併症もあるという事実を検診希望者に伝えたうえで、 受けるかどうかは本人とよく相談して決めることを勧める。
思い切って意訳すると、
40歳未満:やめとけ! 70歳以上:無駄! 55歳未満:癌家系なら受けてみたら。 55歳以上:受けたら。でも合併症があるよ。
さあ、日本泌尿器科学会はどういう見解を出すのでしょう。
私の意見は、2011年の10月と同じ。
ぶれていないつもりです。
借金して開業しようとか、マラソンとヨットで世界一周のようなことにチャレンジしようと思う時には、 予め受けておいて、投資後のリスクを回避した方がよいでしょう。
受けない、と決めたら一生受けないことです。 PSA検診は受けたけど、前立腺生検は受けたくない、 と言われると、泌尿器科医は一番困るんです。
[PSA異常の方が前立腺生検を受けるか悩んだ時に読むページ]
2013年7月10日の院長ブログ原稿