泌尿器科医・木村明の日記


強皮症でのBリンパ球の役割


今年春に、長崎大学から東大教授になって帰ってきた先生は、強皮症でのBリンパ球の役割についてインパクトファクターの高い仕事をした先生です。

膠原病といえば、細胞性免疫のTリンパ球が主役、と誰もが思っていたときに、Bリンパ球の研究をしていたのです。

先日、この先生をベイシェラトンに招いての勉強会がありましたが、泌尿器科の勉強会と重なっていて聞けませんでした。

また是非横浜に講演に来て、Tリンパ球やBリンパ球の役割やリンパ球が出すいろんなサイトカインについて教えてほしいと思います。

2度ほど講演を聞いたことがありますが、登場させるサイトカインを最小限にしぼってくれるので分りやすいのです。

今の大河ドラマが、徳川方についた秀吉恩顧の武将を福島正則だけにしぼっているので分りやすいようなもんです。

ここに加藤清正や山之内一豊も登場させるとややこしくなりますから。

まあどんなに分りやすく説明してもらっても、膀胱がんの内視鏡手術をやっていた人間には、

免疫学より、

胃がんの内視鏡手術についての勉強会の方がはるかにとっつきやすいのですが。