セカンドオピニオン希望の方に割ける時間
6月の新患数は246人でした。延べ患者数は881人でした。診療日21日で割ると、42人(うち新患が12人)という
当院の平均的数字になります。
7時間で42人見るわけですから、平均お一人に10分割けるはずです。
再診で症状が安定してる方では診療時間は5分程度ですので、新患以外の方30人の診療時間が5分とすれば、合計150分。
420分引く150分の270分を12人で割ると新患一人に割ける時間は23分、ということになります。
23分といえばコマーシャルを抜いた30分ドラマの長さ。
セカンドオピニオンを聞きに来られた方と、23分お話できれば充分満足していただけるでしょう。
でも、そう上手く行かないですね。混むときは混む、がらがらのときはがらがら。
いつが混むかはちっとも予想ができません。
平日の5時ごろが空いている事が多いと案内していますが、昨日は午前は暇で、午後5時ごろが混んでいました。
1日平均患者数が40人のクリニックは
60人来られる日もあれば、
20人しかお見えにならない日もあります。
60人のうち新患が20人だと、新患の診察に割ける時間が(420-40*5)/20=11分になるわけです。
なんだかんだ書きましたが、言いたいことは、
わざわざ遠方からセカンドオピニオンを聞きに来られても、混んでいると10分ぐらいしかお話できない事もあります
ということです。
頻尿・
残尿感などで5年ぐらい悩まれている方には、A4の紙2~3枚に印刷した経過を持参される方がいらっしゃいますが、それを読むだけで10分かかります。
せっかく新幹線で来たのだから、ゆっくり話を聞いて欲しいと思われても、そのために他の患者さんの待ち時間が長くなりすぎては都筑区にお住まいの患者さんに逃げられてしまいます。
センター南には皮膚科が5軒あるんですから。そして、地元の患者さんがいらしてくださらなければ、当院の経営は成り立たないのですから。
ここが
山田記念病院にいた名医との違いなわけです。
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