木村泌尿器皮膚科

〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央51-1 TEL 045-949-3066

超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。

医療ルネッサンス がん検診


読売新聞を半月だけとりましたが、我が家に配達されるのは今日が最後。がん検診は22日から始まり、今日もまだ続いています。
22日・23日が前立腺がん、24日・25日が乳がん、26日が子宮がん、週が変わって29日が胃がん、30日が肺がん、今日はPET検査でした。
前立腺がんでは二人の患者が登場。いずれもPSA高値ながらも生検も受けず様子を見ている人。24日に登場した乳がんの患者さんは早期発見され再発していない人、
26日の子宮がんで登場した人は細胞診が異常だったがそのまま様子を見ていたら正常化した人、29日の胃がんの患者さんは内視鏡で早期発見された人、30日に登場した人はCTで影が映ったがそのまま様子を見ている人。今日登場した人はPETで腎がんが発見された人。読売新聞の読者はそれぞれのがん検診の有用性につき、どのような印象を持たれたでしょう。
昨日の日経の夕刊には、PSA検診をめぐって厚労省研究班と泌尿器科学会とが対立していることの報道がありました。市町村の70%が現在行っている対策型検診としてのPSA検診がどうなるかというのは、税金をどこに優先的に使うかという問題です。この決着がPSAの有効性の議論と混同されないよう正しい報道をお願いしたいと思います。

2007年10月31日の院長ブログ原稿


[横浜市都筑区センター南駅木村泌尿器皮膚科院長日記一覧]