腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
土曜日の9時20分(受付開始時刻)にいらした初診患者さん。
受付の順番は5番目。 診察を始めたのが9時45分。
主訴はお腹が硬くなって痛い。尿が濃くなった。
腹部超音波検査で腹部大動脈瘤! さあ大変。
すぐに近くの大病院に電話するよう職員に伝え、循環器センターに繋いでもらうよう指示。
電話口に出てくださったのは、循環器内科ドクター。 外科医に相談してから折り返し電話して下さるとのこと。 しばらくして電話がかかってきました。
「切迫破裂の可能性があり、今日は外科医が一人しかいないので、他を探して下さい。」
「専門分野でないので、どこが受けてくれるか教えてください。」
「川崎幸病院なら、ぜったい断りません。」
スタッフにネットで川崎幸病院の電話番号を調べさせて電話。
出てきた交換手に今覚えたばかりの「腹部大動脈瘤切迫破裂」という病名を告げると、 すぐにドクターに取り次いでくれました。
病状を告げるとドクターカーで迎えに来てくれると。 救急車の手配、とか、同乗する、とかが省けて助かりました。
血圧を聞かれて、測っていません、と答えたのがちょっと恥ずかしかった。 皮膚泌尿器科で内科は標榜してないもんで血圧計が...。
職員にドクターカーの道案内・家族への連絡(お一人で来院されたので)などを任せて、6番目の患者さんの診察を始めたのは10時15分。
下着を下げてもらって診察中に電話がかかってきても困るので、転送先が決まるまでお待たせしました。
それでも、待合室が溢れないのは、選択と集中路線のおかげ。
土曜日アサイチに30分外来がストップしてもパニクらなくなったことが分かりました。
これが今回封印解除に踏み切る後押しとなりました。
一昨日、川崎幸病院から返事が届きました。 同日ステント留置し、1週間後に退院されたそうです。
泌尿器科にも腹部大動脈瘤が来る可能性が。
その時はここ!
2014年12月26日