泌尿器科医・木村明の日記

グッドタイムリビングセンター南から一番近いクリニックモールにある木村泌尿器皮膚科は男性皮膚科に特化しております。褥瘡や巻き爪に対応できません。

特養はなくなるのかな?


内部留保は修理のため、利益は借金返済のために必要。

介護報酬がマイナス改定で、とくに特養への支払いが減額されるようです。

内部留保が多いのだそうですが、お金をすべて職員の給与に使ってしまっては、エアコンやエレベーターが壊れた時修理できません。

老朽化したら廃業しなさい、という方針なんでしょうか。

利益が多いとのことですが、利益がすべて経営者の懐に入るわけではありません。借金返済に充てるのです。

経営者でない方は誤解されているかもしれません。 借金返済のうち、利子は経費ですが、元金返済は経費にはできません。

利益からまず税金が取られ、残ったお金から銀行に借金を払うのです。

余談ですが、銀行が金を貸してくれる条件は診療報酬の振り込み先に指定すること、 ですので、真っ先に借金の取り立てがあるのです。

特養は利益を出すな、ということは、借金してまで新たに建てるな、という意味でしょうか。

高齢者にかかる社会保障費を削るこの道。

その先では、医者はどんな役目を期待されるのでしょうか。

2015年1月13日