泌尿器科医・木村明の日記

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。

主病名


電子カルテの都合で主病名使ってます。

3月1日の皮膚科医会には最初から参加。雨でテニスがなかったので。

講演の前のレセプト審査の先生が解説するQ&Aも聴講できました。

主病名というのはレセプト上はもはや無意味、とのことでした。

無意味なら、どれを主病名にしてもレセプト上は問題なしですよね。

1か月前に膀胱炎で、尿培養とレボフロキサシンを処方した人。

そのままで、1週間後の治癒判定の検尿にはいらしていません。

「どうなさいました?」と聞くと、「いつもの薬がなくなったのできました。」

電子カルテをスクロールしたら、ああじんましんで長期処方している人でした。

電子カルテの診療録画面にも病名が表示されます。 でもそれは一つだけ。

いちばん最後につけた病名が表示されます。

なのでこの人の場合は小窓には「急性膀胱炎」。

でも、じんましんを主病名に登録しておけば小窓には「じんましん」が。

なので最近、小窓に表示させたい病名を主病名に。

爪白癬と前立腺肥大症の患者さん。爪白癬のほうを主病名にしているのは患者さんが当院に通う主目的の病気だからです。

病気の重症度とは無関係です。 診療録を開いたときに私が最初に見たい病名。

2015年3月25日