腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
アボルブ欠品に伴い、アボルブ投薬中の患者さんには、
今後、プロスタール(一般名クロルマジノン酢酸エステル)25mg1日1錠を処方いたします。
プロスタールは副作用として女性化乳房(8.4%)が報告されておりますが、 これは100mgを投与した場合です。
前立腺癌に100mg(25mg1日4錠)投与します。
前立腺肥大症には50mg(25mg1日2錠)投与しますが、
添付文書によればこの投与量ではポテンツ低下が1.1%に起こるだけで、
女性化乳房の記載はありません。
私はアボルブからの切り替えなら、
プロスタールは50mgも必要ない、25mgで十分と考えております。
30年前の経験からです。
プロスタール25mg1日1錠なら、副作用もさらに軽微で、
アボルブ(勃起不全、乳房障害が1%以上の頻度)程度だろうと思うのです。
2015年12月1日