腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
1月27日(第4水曜日)は青葉区医師会で、第183回横浜北部消化器研究会でした。
ほぼ毎月第4水曜日に青葉区医師会で開かれる会。
一旦帰宅して、妻に車で送ってもらいます。
この会を今後、ノーザンGI(北の胃腸)と呼ぶことにします。
北部消化器では、北部病院の消化器センターの会かと妻が思うかもしれないので。
車で送ってもらわないと、懇親会でビールが飲めないので。
最初に共催メーカーによるDPP-4阻害剤が微量アルブミン尿を減らすという海外データの紹介。
今回のテーマは「肥満」で講師は川崎市の大学病院の助教。
4月から青葉区の総合病院に赴任されるそうです。
ノーザンGIでも年に1回は糖尿病をテーマにするのだそうです。
肥満者のインシュリン抵抗性はMRスペクトロスコピーで測った肝内中性脂肪と一番相関するとのことでした。
MRスペクトロスコピー。
私は大学に籍を置いている頃は画像診断屋でしたので、MRスペクトロスコピーの原理は知っているつもり。
でも、臨床研究に使用されている話を聞いたのは今回が初めてでした。
血糖が上がるに従い、尿中に糖が漏れるようになりますが、 若年者ほど低い血糖値で尿糖がプラスになるというデータに違和感を感じたので質問。
「グルコーストランスポーターが年を取るほど尿細管で増えるとは思えない。
糸球体濾過量が減って、糖が尿に漏れなくなるからですか。」
Good questionとは、言ってもらえませんでした。
懇親会で隣の席になったあざみ野で開業しているN先生は、講師の大学の先輩でした。
「さっきの質問ですが、糖尿病の罹病期間が長いと尿糖は段々出なくなるんです。
だから、尿糖は診断にも、治療効果判定にも使えないんです。」
と教えてくださいました。
183回も続いているノーザンGI。
最初の幹事のK先生は100回やって、今の幹事のA先生に交代。A先生は2代目。
「あと17回やったら、交代してほしい。」とA先生はおっしゃっていました。
気持ちわかります。
私は第8回都筑区泌尿器科医会のセッティングだけで、もうお腹いっぱいです。