腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
大腸内視鏡のプロフェッショナルの講演を5年ぶりに拝聴する機会がありました。
「プロフェッショナル」とお呼びするのは、NHKの番組に出演された大先生だから。
前回講演を聴けたのは2011年4月。
大震災直後でいろんな行事が中止になる沈んだ時期。
そんな巷の雰囲気とは全然違い、医療の未来を明るく語っておられたのが、すごく印象に残りました。
今回も、隆起しないところにできる浸潤癌の診断法の話。
膀胱がんにも共通する話で、興味深く拝聴しました。
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大腸内視鏡のプロフェッショナルが座長を務め、その一番弟子が大腸鋸歯状病変について講演されたので拝聴しました。
「プロフェッショナル」とお呼びするのは、NHKの番組に出演された大先生だから。
鋸歯状とはノコギリヤマのような形態との意味です。
私は最初、内視鏡画像がノコギリヤマに見える病変の話かと思っていましたが、病理標本、つまり切除標本を表面に垂直に切った断面で、腺細胞がノコギリヤマのように増殖している状態のことだと、わかるのに、しばらくかかりました。
アリの巣が中がどうなっているかは、断面を見なければわからないはずですが、地表に現れたアリの巣の穴の形から、中でアリがどんな穴を掘っているかを想像するお話みたいな感じでした。
右側は悪性度が強い、というお話も、どこから見て右側なのか、講演中は分かりませんでしたが、質疑で、右側とは上行結腸のことだとわかりました。
上行結腸には食物中の刺激物質によりさらされるので、悪性度の高い細胞になりやすい、みたいでした。
カリキュラムコード: D:381
2016年12月7日
青葉区医師会が自宅近くに引っ越してきてくれたおかげで、今年は医師会の勉強会にいっぱい参加。
生涯教育の単位もいっぱいたまりました。
専門医機構の理事には医師会の代表も入っています。
この単位が専門医の単位になるか、交渉してくださるのかも。
ただし、医師会としては、専門医の資格が診療報酬にリンクされることは絶対阻止したいそうです。
私は超音波専門医試験を作る側の人間でしたが、その仲間とは、専門医が超音波検査した時の点数は高くして欲しいね、という話をしていました。
医者もいろいろなコミュニティに属して、仲間との話に流されると、どっち付かずの発言しかできません。
勉強会には必ずレポート用紙とボールペンが付いているので、ボールペンもたまります。
先月、会費収入の2割が交通費に使われている会を退会しました。
なので、来年は少し講演会出席が減るかも。
でもインクがなくなるまで使わないボールペンは今後もたまりそう。
2016年12月20日