泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

秘密鍵と公開鍵に興味


電子署名は秘密鍵と公開鍵という手法というので算数を勉強しました。

電子署名は秘密鍵で暗号化して公開鍵で解読します。

以下の計算はこのページを参考にしました。

私の秘密鍵は3と33だとします。

アルファベット26文字で書かれた文を私の秘密鍵で暗号化します。

AからZを1から26の数字に置き換えます。

Eつまり5を暗号化します。

5を3乗して33で割った余りが暗号です。

125=33*3+26なので、

Eは26つまりZの文字に変換されます。

これを公開鍵7と33で解読します。

26を7乗して33で割った余りを求めます。

26を7乗した8031810176を33で割ります。

8031810176=33*243388187+5

なので、余りの5、つまり、Eが解読された文字です。

公開鍵で暗号化されたものを秘密鍵で解読することも可能です。

Eつまり5を公開鍵7と33で暗号化します。

5を7乗して33で割った余りが暗号です。

78125=33*2367+14なので、

14つまりNが暗号です。

これを秘密鍵3と33で解読します。

14を3乗して33で割った余りを求めます。

2744=33*83+5なので

余りの5、つまり、Eが解読された文字です。

公開鍵で暗号化したものを公開鍵では解読できません。

公開鍵を持っている人は、

ある数字を7乗して33で割った時の余りが14

だということしか知らないからです。

33で割った時の余りが14になるのは、

14、47、80、113、146、.....

ですから、この中から、

ある数字を7乗したものを順番に探さなければなりません。

2022年8月3日