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ドリカムの吉田美和さんの夫:末田健さん(33歳)が胚細胞腫瘍で死去したことに関して、2007年10月7日放送予定の日テレ:THE・サンデーで取り上げたいので、胚細胞腫瘍とはどんな病気なのかの説明をしてほしいとの依頼が10月5日にあり、取材に応じました。

1.胚細胞腫瘍は男では精巣、女では卵巣にできる悪性腫瘍、つまり癌で、前立腺癌や膀胱がんに比べれば、頻度の低い病気である。
2.子供を作る時期の、18歳から40歳ぐらいがなりやすい病気で、これは精子が盛んに作られる時期に一致している。
3.症状は、痛みなく、片方の精巣が大きくなるだけ。お風呂で自分で触っていて気づく事が多い。
4.痛みがないこと、人に見せたくない場所にできることから、病院を受診するのが遅れる。
5.精巣に留まっているうちに治療すれば、治療成績は良い。
6.抗癌剤がよく効くので、転移があっても半数は根治できる。

さらには、奥さんが妊娠していたり、子供が小さかったり、して主治医として辛い思いをさせられた経験や、働き盛りで、大事なプロジェクトを任されているのに、長期入院を強いられて、挫折感に陥る患者さんに接する辛さ、などもお話させていただきました。
インタビュー形式でビデオ撮りしたのですが、放送時間の制約から、私の姿は放映されず、1.のコメントをナレーターがしゃべってくれただけでした。

進行性
(↑サンデージャポンに前立腺癌で出演したときのもの↑)

精巣腫瘍とは