院長が勤務医時代に作ったサイト
体験談
私は、前立腺炎・前立腺炎痛を克服したことを報告いたします。十人十色で何とも言いがたいのですが、私のことに限ってカキコさせていただきます。慢性前立腺炎を扱っている、会津若松市のIRSWクリニックの主治医とも話をしたところ、この病気は泌尿器科と心療内科の狭間にあるということで、意見一致いたしました。 この病気になると、耐えがたい不安感と絶望感が日常的に襲ってきます。このサポ-トについては、主な泌尿器科医師はしてくれません。むしろ怪訝な顔で、厄介者払いされるのが落ちです。私も、そういう悲哀、辛酸を舐め尽くしてきました。しかし、これがこの病気の進行に拍車をかけるのはじじつです。 私は、信頼できる心療内科医師に附いて、精神的に安定し、その先生の自律訓練法(リラクゼ-ションの一方法)の講習会に参加し、それができるようになってから快方にむかいました。心療内科の医師と(これまで通っていた)泌尿器科の医師が、双方の連絡体制を取って頂いたことも幸いだったと思います。体と心は密接に関連していることを痛感した何年間だと思います。 私は、慢性前立腺炎・前立腺痛で苦しんでいる方々には泌尿器科と心療内科(ないしは精神神経科)の双方のアプロ-チ、双方の協力体制の確立をお勧めいたします。
木村のコメント:私も今までは、精神的な問題が背景にあると思われる方には、心療内科や神経科を受診をすすめるだけで、その後をフォローしてきませんでした。しかし、2004年現在、第2,4土曜日に勤務している東葛クリニック病院では、心療内科の木村和正医師との協同診療を行う体制を整えました。
同一カルテのため、双方の診断や治療方針をみながら診療できています。