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性欲が回復すると同時にPSA値が上昇
Q.2001年5月健康診断で前立腺ガンの検診の結果、PSA15と高く泌尿器科での再検を指示されました。再診でエコー・CT・MRI及び生針検の結果前立腺ガンで、病期ⅡA1・中分化型進行ガン・骨シンチグラフィー検査により骨への転移はありませんでした。
2001年6月1日前立腺全摘(前立腺・リンパ腺・精巣線・勃起神経切除)を受け、同月23日
無事退院することが出来ました。
術後の治療(PSA値は0.01以下)は、内分泌療法(カソデックスの服薬)を継続しております。6ヶ月経過時点で。薬剤による副作用が出たため内分泌療法をを中断いたしました。
中断後7ヶ月経過後、全くなかった性欲が徐々に回復につれ、PSA値が0.01以下→0.01→
0.02→0.03→0.04→0.05と上昇したため、内分泌療法(ゾラデックス1回/3ヶ月)を再開しました。再開後6ヶ月経過時点で薬効か切れ、性欲が回復すると同時にPSA値が0.01以下→0.02に上昇し、医師から「ガン再発の可能性大」と宣告され、注射に加えてカソデックスの服薬を始め現在に至っております。現在副作用として両手指の強張り・バネ指に悩まされております。
性欲の回復とPSA値の若干の変動は、因果関係があるのでしょうか
もしそうであるならば、ガンの再発ではないのではと疑問に感じております。
副作用の関係もあり、間歇療法に切り替えたいと思いますが、如何でしょうか
A.ゾラデックスは男性ホルモンを抑える薬です。ゾラデックスを注射していても性欲があるということは、ゾラデックスが男性ホルモンを充分に抑えていない可能性があります。男性ホルモンは血液検査で測ることができるので、主治医にきいてみてください。