木村泌尿器皮膚科院長

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密封小線源治療はCTを基にどこに何個植え込むか計画済みですので、間をあけると計画の立て直し


Q.私の父は75歳です。前立腺癌と診断されて外部照射を25回行い、密封小線源治療のため入院しましたが、当日麻酔をかけた時点で機械が立ち上がらずに中止になりました。

小線源

その日1日は頭を上げることができずに、じっと寝てなければなりませんでした。治療は来週に延期され、一旦退院してきましたが、病院への不信感や外部照射による下痢が続いてる状態なので、来週の入院をとまどっています。せめて下痢がおさまるまで内部照射を延期してほしいと申し出たところ、期間を空けると効果がないようにいわれたそうです。やはり、内部照射は必要でしょうか?不安です。

放射線療法

A.外照射を25回では、50Gyしか照射していないと思います。70Gyはあてる必要があります。密封小線源治療はCTを基にどこに何個植え込むか計画済みですので、間をあけると計画の立て直しが必要になります。小線源は植え込んだ後、ゆっくりと放射線を出すので、すぐには下痢などの副作用は(外照射に比べれば、ですが)少ないと思います。道中場を越えた段階で、今引き返すのは得策ではないと思います。