が勤務医時代に作ったサイト
お腹からの液の量は一日1000cc近く
Q.一ヶ月前に72才の父が全摘手術を受けました。手術も成功し皮膜内にガンも留まっていた為、安堵していたのですが、2本あったドレーンを1本取ったあと、残りのをドレーンの廃液の量が異常に多かった為、その後の超音波検査でお腹にリンパ液が溜まってい事が分かり、残りのドレーンは外して、違う管で出す処置をしてもらう事になりました。術後の処置の担当医師からの説明ではリンパ節を取って入る為、人によってその量が多くなってしまうので止まるのを待つしかないと言われ、クスリ注入で先を癒着させる方法や、管を太いものに変えたり・・と対処していくとの事でした。お腹からの液の量は一日1000cc近くもあり、その分尿量がかなり少なくなってしまっています。何度かお腹の差込口から漏れてしまった事もありました。管の先が当たって痛みもある様です。処置をされてから3週間経っていますが、良い変化がありません。昨日は38度の熱も出ました。今日、たまたまミノマイシンと書かれた注入用の注射が置かれているのを見ました。感染症になっているのでは?と心配になっています。父も全く改善しない今の状況に、焦りと不安を隠せない様子です。そこでご質問ですが、この様なケースは良くある事なんでしょうか?色々と見て回ったのですが、同じ様なケースを見つける事が出来ず、手術前から参考にさせて頂いてたこちらで、何か知る事が出来ればと思い、メールさせて頂きました。長い説明となり申し訳ありません。どうか宜しくお願い致します。
A.術後経過が順調でなくて心配なことと思います。前にも書きましたが、この掲示板が元で患者さんと主治医の関係がおかしくなることは絶対に避けたいので、以下に書く内容をどのように主治医に話すかは充分ご配慮願います。
お腹からの液の量は一日1000cc近く、という経験は私は前立腺全摘術ではありません。膀胱癌の術後に、尿管を縫ったところがはずれてドレーンから尿が漏れ続けたときは、一日1000ccの液が毎日出てきました。液の成分が尿なのか、リンパ液なのかは調べたのでしょうか?
Q.お忙しい中、早速のお返事嬉しい限りです。
術後二週間目に廃液の検査をした時の話では、尿の混じりは一切見られず、リンパ液だと言う説明を受けました。その時は右足ふくらはぎだけが左足の2~3周り太くなり浮腫んでたのですが、お腹を押して液を出し切り、直接お腹に小さな穴を開けドレーンを入れてそれは無くなりました。
術後処置や説明(尋ねないと説明も特にありません)は担当医ブレーンの下の若い医師にしてもらっていますが、昨日の教授巡回時の質問にもしどろもどろの答え方をされ、内一人のお付きの医師が処置について疑問を持って何か話されていたのを父が見聞きした為、一挙に不安を感じてしまった様です。(愚痴っぽくなってすみません・・)
本日も38度9分発熱があり、担当医や執刀医もお休み、詳しく話を聞ける医師が居ないとの事。本日は看護士さんに処置して頂いただけです。採血した様ですので、何か分かるかもしれません。早急に、一番上の先生と話が出来る時間を取りたい事をお願いして参りました。
ある程度の知識や情報がないと、質問のしようが無い為、先生の経験も理解した上で、父の体内で何が今起こっているのかを私なりに理解して、父を少しでも安心させてあげられたらと思っている次第です。心のケアまではなかなか期待出来ない現状ですが、こちらの掲示板を多くの医師の方々もご覧になられて、患者や家族の不安に少しでも触れて下さればいいなと願っています。