院長が勤務医時代に作ったサイト
前立腺全摘術となった場合に本人が深刻に悩んでいるのが後期合併症のインポテンスです。
Q.都内に住む34歳の会社員です。
先日、私の父が前立腺癌であると診断され、情報を検索していたところこのページにたどり着きました。現在は病期確認の為、CT及び骨シンチグラムの検査待ちの状態ですが、前立腺全摘術となった場合に本人が深刻に悩んでいるのが後期合併症のインポテンスです。最近は神経を温存してインポテンスを予防する努力も為されていると神奈川県がんセンターのHPにも有りましたが、どの医療機関でも積極的に「神経の温存」を行ってくれるものなのでしょうか?父の場合、生検で左右3本ずつから採取した細胞のうち組織の内、右側?の2個所からがん細胞が確認され細胞の大きさが2cm程度と言われたそうです
A.どういうわけか、インポが困ると医者にハッキリ言う患者さんは日本ではマイナーです。夫婦の夜の生活は秘め事のような風潮が強いためだと思うのですが、インポになることを医者の方から話しても、そんなことはもういい、というような反応をされる方がほとんどです。そのためか、手術後にインポかどうかを調べた統計も日本では少なく、どこの施設の手術が、ちゃんと神経温存できているか、といった報告は見かけません。