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術後の病理検査でリンパ節転移が発見される割合は、病期A2で3.3-53%、B1で5.3-17%、B2で5.3-29%、Cでは53-56%と報告されている。
Q.はじめまして。
父(71才)が前立腺ガンと診断を受けました。
お医者さまからは、
「非常に初期の初期のガンで、よく見つかったなと思うほど。現在の検査結果では、骨へもリンパへも転移していない。治療には、摘出施術と放射線治療の方法がある。
摘出してしまえば、完全に取れるが、手術は本人の負担になるし、術後の排尿障害もないとは言えない。放射線の場合、週4日、1ヶ月半程度、病院へ通えばいいから本人は楽ではある。
私としては、どちらがいいとは言えない(どちらでもいい)ので、よく考えて選択してください。」
と言われおり、父も母もすでに放射線での通いの治療にほぼ心を固めています。
親がもう決めたことなら、そのまま受け入れたいとは思うのですが、木村先生のリンパ節転移に関する以下のご説明が気になっています。
---木村先生の記事の抜粋
そのため、手術前の病期診断と手術後の病理検査でわかる病期とは必ずしも一致しない。特に顕微鏡で見て初めてわかるようなリンパ節転移が、手術前には診断できないことは少なくない。
術後の病理検査でリンパ節転移が発見される割合は、病期A2で3.3-53%、B1で5.3-17%、B2で5.3-29%、Cでは53-56%と報告されている。
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父の病気レベルは、現在はわかりません。
(次回病院に行くときに確認してきてもらうつもりです。)
上記の記述で、「病期A2で3.3-53%、B1で5.3-17%、」とあるのは、A2で3.3%~53%、B1で5.3%~17%、ということですか?
百分率での幅があるというのはよく意味がわからないのですが。
上記だと、早期であるA2の方がB1よりもリンパ節転移の発見率が高いということになります。
どのように考えたらよろしいのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、お教えください。
A.病期分類の説明が不充分だったので、赤字の部分を追加しました.分かりやすくなったでしょうか?かえって理解しにくくなったような。質問内容がどんどん専門化してきます.
Q.早々のご回答、本当にありがとうございました。
理解できました。
確率のばらつきは、病院によって判定方法が違うためのばらつき、と考えればいいのですね。