木村泌尿器皮膚科

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尿が出なくなった為、現在、腎臓に管を入れて、そこから尿を採っており


Q.父(68歳)が前立腺ガンのステージD2と診断され、6月中旬からホルモン療法を行ってきましたが効果が無く、放射線治療を受けることになりました。

放射線療法

しかし、病院の先生から、患者さんのうち10数%が途中で副作用に耐えれなくなり、断念する。最後まで耐えれても効果があらわれるのは、30%しかない。といわれ、また副作用について恐ろしい話も聞かされました。たとえ30%でも効果が期待できるなら、放射線治療を受けるべきだとは思いますが、副作用のことを考えると恐ろしくて、結論が出せません。本当に放射線とはハイリスクな治療法なんでしょうか?良きアドバイスをお願いします。

A.ステージD2というのは骨転移があるといことです。前立腺に放射線を当てることは普通しません。骨転移部分に痛みがみられるときは、痛みの改善目的で痛む部位に放射線照射を行うことがあります。 どの骨に当てるのかによって副作用は異なります。

Q.早速にお返事いただきありがとうございます。説明不足で申し訳ありませんでした。父の前立腺が大きくなりすぎて尿道を圧迫し、尿が出なくなった為、現在、腎臓に管を入れて、そこから尿を採っており、放射線は前立腺を小さくする為にあてると、先生からは説明を受けています.

A.前立腺が大きくなりすぎて尿道を圧迫しているだけなら、膀胱に管を入れれば尿は出てきます。両方の尿管が詰まっているのでしょうか?

Q.本日、父に聞いてきましたが、先ずは尿管に管を入れてみたが、膀胱に尿がたっまておらず尿が出てこなかったので、背中に穴をあけ腎臓に管を入れたとのことです。この管があるかぎり入浴ができないので、辛そうです.

A.腎臓と膀胱をつないでいるのが尿管、膀胱から体外までが尿道です。前立腺は膀胱の下、尿道をとり囲んでいます。前立腺癌では初期でも尿道は塞がりやすいですが、尿管まで(それも両方とも)癌に浸潤されるのはかなり進行しています。

Q.いつも早々に、お返事いただきありがとうございます。また、何か有ったときは相談に乗っていただきますようお願いいたします。