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日泌総会91回



当科におけるサンゴ状結石の治療成績

東京共済
今荘智恵子,木村明




【目的】当科におけるサンゴ状結石の治療成績について検討した。
【方法】平成1年4月から平成14年8月までに、当科で治療した、サンゴ状結石23例、23腎において、治療法、結果、合併症について検討した。
【成績】症例は23例、男性20例、女性3例。年齢は30―70歳、平均50.6歳であった。このうち、20例はESWLのみで良好に砕石された。治療回数は3―9回、平均4.4回。1回当たりの衝撃波数は223―520発。治療終了までの合計衝撃波数は939―4291発、平均1970.9発であった。D‐Jカテーテルを留置した症例は13例であった。術後、ESWLによると考えられる重篤な合併症は認められなかった。3例ではTUL、PNLを併用した。
【結論】八千代田社製YACHIYODA‐SZ1は第一世代のESWLで、浴槽で治療を行うタイプであるが、1衝撃波あたりのエネルギー量が大きく、サンゴ状結石の治療にもきわめて有用であった。

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