

私の著書 「尿の悩みを解決する本」 <教育書籍> (千円) の下書き原稿
超音波検査
腎臓の検査では器械を腹の上にあて検査します。腎臓の大きさ、内部のようすがわかります。膀胱では器械を下腹にあて検査します。膀胱ガンがないか,排尿後に尿が残っていないかがわかります。まったく苦痛はありません。前立腺では器械を直腸内に入れて検査します。そして前立腺の大きさや形などをしらべ、肥大症かガンかしらべます。
X線検査
静脈性腎盂造影ー静脈に造影剤を注射して、注射した造影剤が尿と一緒にでてくるのをX線撮影して、腎臓の機能と腎盂の形をしらべます。造影剤の副作用で、吐き気がしたり、発疹がでることがあります。アレルギー体質の方では,まれに、血圧が急に低下し、ショック状態になることがありますので、注意して行います。
尿道造影ー造影剤を尿道に注入しながらX線撮影を行います。尿道が狭くなっていないか,前立腺に尿道が圧迫されていないかなど、尿道の状態がわかります。一瞬ですが痛みを感ずることがあります。
コンピューター断層撮影(CT)ー体の横断面を撮影するものです。腎臓、膀胱、前立腺などの輪切りの写真を撮ることができます。
動脈造影ー足の付け根から大動脈に細い管を入れ、管を通して造影剤を注入し、腎臓、膀胱の動脈のX線撮影を行うもので、腎臓や膀胱の動脈の走り具合をみて腎臓ガンや膀胱ガンにかかっているかどうか、進み具合はどうかなどをしらべるものです。 検査自体苦痛はありませんが,一晩安静にするため,入院が必要です。
内視鏡検査
膀胱内は膀胱鏡で、尿道内は尿道鏡で検査し、ガンができているかどうか、炎症をおこしているかなど、粘膜の変化をしらべるものです。男性は尿道粘膜の麻酔をしますが、長い時間かかるようだと腰椎麻酔をして行うこともあります。
