link to Kimura's HP
掲示板へ

私の著書 「尿の悩みを解決する本」 <教育書籍> (千円) の下書き原稿

問診表の書き方

 巻末に問診表がついていますので,外来受診の際これを渡せば,診察がスムーズに行きます.第一巻の医学的情報リストとは,重複しない項目にしましたが,泌尿器科医に限らず,患者さんが現在のんでいる薬などについては必ず聞かれますので,第一巻の医学的情報リストの方も忘れず記入してそれも一緒に出してください.また,泌尿器科の検査で頻回に行われる静脈性腎盂造影は,アレルギー体質の方では、ショック状態を起こすことがありますので,薬剤アレルギーの有無の項目は特に大事です.
 巻末の問診表の一枚目は,全員に書いてもらうもので,二枚目は女性の尿失禁についての詳しい問診表です.三枚目は前立腺肥大症の方専用のものです.この三枚目のものは,実は,前立腺肥大症の治療薬の成績の比較を客観的なものにするために,症状の程度を点数で表すもので,国際会議で決められたものです.七項目につき,それぞれ症状の程度に五段階の点がつけられています.自分に当てはまるものに丸を付けていって下さい.そして,七項目の合計点を出してください.それが国際会議で決められた症状の強さを表すIPSSスコアーです.三十五点満点のうち,何点でしたか.何点以上はどうするといった取り決めはありませんが,一応十二点以上あれば,治療の対象になるようです.
link to Kimura's HP
掲示板へ