保健科学の請求額と泌尿器科の割合


[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年春)

5月の収入は久々に前年同月比を大きく超え、1月からの年間収入がやっと去年に追いつきました。
これは、新患数の回復から予想できていたことではあります。
ただし、クリニックの収入は患者数だけに依存しません。クリニックの収入は、患者数x診療単価です。
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この表は厚生労働省:平成20年社会医療診療行為別調査結果の概況からの抜粋ですが、
泌尿器科と皮膚科では診療単価が大きく違います。
前にも書いたように、透析が引き上げているというからくりもあるんですが。)
泌尿器科と皮膚科の割合を毎月、簡単にモニターできる方法があれば、
経営分析(医は算術と批判されるかも知れませんが、開業医は事業主でもあるので)の有力な武器になるのですが、
毎月、病名ごとに集計なんてしてられません。
検尿の数を調べれば泌尿器科患者さんの数のパラメーターになりそうですが、
これもレセコンの統計画面を呼び出すとか、
検尿カップの消費数を調べるとか、
何にしても煩雑。
最近、すごいことに気付きました。
保健科学の請求額が多い月は、診療単価が高いんです。
支出が多ければ、収入が多いのも当たり前ですが、
保健科学の請求は20日締めで、25日ごろ請求書が届くんです。
外注検査をするのは、主に泌尿器科。
なので、25日ごろ届く保健科学の請求書が、泌尿器科患者数のパラメーターになりそうです。

今日訪問して下さる税理士さん向けのブログでした。

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