腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。
メニューの3番目のScientific programmeに分類されている26個の動画のうち、4番目の、
Plenary 03を視聴。
Plenaryは裏番組がない時間(みんな参加しろ)に、
泌尿器科に貢献した人の話を聞く全体集会のこと。
最初は、PCNL(腎臓を穿刺して内視鏡で砕石)を低所得国に広める活動をした医師。
スリランカから始まって、アフリカの各都市でも。
手術台が伏臥位に対応していない、
Cアーム(レントゲン透視装置)が故障する、
などの悪条件で悪戦苦闘。
二人目はEquityとequality。
3人目は膀胱がんにBCGが効く効かないの基礎的免疫学的研究。
4人目はインドでのロボット手術の教育法。
手術室で教えるのではなく、飛行機の操縦方法のようにシミュレーターで教える時代へ。
5人目は膀胱がんでの拡大リンパ節郭清の意義について。
6人目は前立腺癌でのリンパ節郭清の意義について。
小域のリンパ節郭清と拡大リンパ節郭清の大規模比較試験では差がなかった。
でも両群ともリンパ節転移のある症例はまれ。
リンパ節郭清が必要ない、
そもそもlow riskなので前立腺全摘も不要だろう症例も多く含まれていた。
7人目は前立腺がんの局所治療についての会議の内容。
治療対象、治療成績を何で測るか、などまだ合意はできていない。
2024年4月13日