腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。
2022年11月10日から12日までモントリオールでSIU(国際泌尿器学会)が開催されました。
11月10日の女性泌尿器科医についての対話型セッションが無料配信されています。
IS-05: Interactive Session: Women in Urology - Leading the Way!
最初の発表者はインドの男性泌尿器科医。
インドの医学部学生の51%は女性。
論文の筆頭著者の女性は少なくないが、指導医の立場は少ない。
奨学金の額も女性のほうが少ない。
二人目はイギリスの女医(ジャマイカ出身)。
コンサルタント資格のある看護師かも。
セネガルのダカールで2014年にエコーガイド経直腸生検の導入に貢献。
ディスポ製品を消毒して再利用。
2020年には経会陰生検へ。
3人目はシドニーの女医。子供一人。
Mentorship(指導医?管理職?)の立場になるには、
フレキシビリティ(妥協?)が必要。
4人目はドイツで働く女医。ポルトガル出身。
女性泌尿器科医は10%。トップの立場は4%。
女医が泌尿器科の研修を希望するようになるためには?
5人目はインドの女医。5年間イギリス留学。
仕事と生活のバランスを考えないと燃え尽きる。
ヒンドゥー教の女神ドゥルガー(手が10本)になろうとするな。
ちょっとセルフィッシュになれ。
泌尿器科医としても家庭での役割もすべてこなそうとしないこと。
6人目はイギリスの男性(有色人種)。
AUA発表者の女性は12%。白人以外も少ない。
人種も含めたダイバーシティーを進めるには、学会参加者を広げる。
宗教での休日や食事への配慮も必要。
7人目はドイツの白人女性。
女性が泌尿器科を選ぶための提案。
ドイツでは学生向けに各科の特徴紹介をしているが、
男性の教官が前立腺の研究の話をすると言ったところで
6人目の演者がフロアから反論。
会場が映し出されたが、観客席にいるのは、演者たちだけ。
ドイツではコロナ禍、女性研修医は妊娠すると、臨床実習に参加させてもらえかった。
性差による不平等は存在する、など、活発な議論。
座長(最初の演者)がコメントしたら、
7人目の演者は、素晴らしいサマリーとコメントして、お終い。
2023年8月22日