泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

SIU2024前立腺がん


オンデマンド配信されている2024年のSIU

メニューの3番目のB2B(基礎研究の臨床応用)の6個の動画のうち、4番目の、

B2B: Bench-to-Bedside Uro-Oncology: GU Cancers Triad Meeting - Prostate Cancerを視聴。

前立腺がん。

PSAとMRIの比較

イギリスでPSAかMRIのどちらかで異常があれば生検を行った試験。

PSA>3では感受性41%、特異性81%、

MRI PI-RADS4では感受性65%、特異性82%

ダヴィンチ手術後の腹圧性尿失禁。

6%~69%と差がある。

患者側(例えばパーキンソン病)や医者側(手術経験数)による。

Posterior reconstruction(後壁を縫合することで、膀胱尿道吻合部のテンションを下げる)が有効。

術後骨盤底筋体操も有効。

ウロダイで排尿筋の過活動を見つけることも有効。

リンパ節郭清はPSMA PET時代には不要だとのディベート。

リンパ節郭清は肺塞栓、リンパ漏などのデメリットがあるのは確か。

リンパ節郭清はPSMA PET時代でも必要だ。

PSMA PETにも偽陰性がある。

ロボット手術が進歩すれば、手術合併症は少なくなる。

Biochemical rennurence(PSA再燃時)の対応。

リュープリン単独+Enzalutamideが推奨されるが、

落ち着いていれば、Enzalutamideを中止することもOK。

PSMAを使った放射線治療。

Lutetium117についてオーストラリアの医師が解説。

2025年7月25日