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膀胱炎.ビタミンママ,p187,幼稚園情報2007~2008年度版,2007.

膀胱炎は、大腸菌などの腸内細菌が尿道から膀胱に侵入して起こる病気で、排尿痛・残尿感・頻尿などの症状を起します。水分を十分に摂取し、抗菌剤を三日間服用すれば簡単に治る病気です。繰り返す膀胱炎では、診断が正しいかがまず問題となります。尿検査の時に、出始めからの尿をコップに採ると、腟の粘液が混じってしまいます。正しい採尿法は、出始めの尿はコップに採らず、中間の尿だけを採ります。頻尿などの症状と潜血反応・蛋白尿だけから膀胱炎と診断された人が、実は膀胱炎ではなかったということもありえますので、尿検査で白血球や細菌まで検査してもらえるところで診察を受けるほうがよいでしょう。
帝王切開を受けた人で、細菌性膀胱炎が長引く場合には、稀に手術の影響で膀胱の形や機能に異常が生じている場合があります。超音波検査で確認できます。