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亀頭包皮炎.ビタミンママ,p187,幼稚園情報2007~2008年度版,2007.

亀頭包皮炎と言って、亀頭とそれを包む皮との間に溜まった垢に細菌が感染した病気です。水分を十分に摂取し、抗生物質を数日服用してもらいます。炎症が治ってから、包茎の程度を診察します。亀頭が露出できる場合は仮性包茎と言って、包皮が長いだけですので、何も心配ありません。亀頭が露出できない真性包茎の場合でも、包皮の穴が尿の出の邪魔をするほど狭くなければ、処置の必要はありません。亀頭と包皮の間に垢が溜まらないよう洗うことは予防になりますが、痛いのを我慢させてまで、亀頭を露出させる必要はありません。
亀頭包皮炎が治ったあとも先が赤い事を気にされるお母さんがいらっしゃいますが、膿が出ていなくて痛がっていなければ再発ではありません。小児は皮膚が薄いので、皮下の血管が透けて見えます。このため、大人より亀頭や包皮が赤く見えるのが普通です。