水虫の診断は真菌検査で
水虫(足白癬)とは
水虫は、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が足の皮膚の表面(角質層)に住みついたもので、趾間型・小水泡型・角質増殖型の3タイプに分類されます。
1. 趾間型:足の指の間の皮が白くふやけ、ジクジクします。
2. 小水泡型:足の裏に細かい水ぶくれができます。
3. 角質増殖型:足の裏が硬く厚くなってかさかさします。
診断
角質層をピンセットでむしって取り、顕微鏡で観察すると白癬菌を見つけることができます。
苛性カリで角質層が解けるのを待つ間、診断に時間がかかることがあります。
治療
抗真菌薬が入っている外用薬を処方します。ワセリン基材の軟膏(透明)と、水と油を混ぜた基材のクリーム(白色)があります。
足にワセリンを塗るとべとつくので、クリーム製剤が好んで使われますが、ジクジクところにクリームを塗ると痛みを感じることがあります。
ジクジクしている場合はまず軟膏のほうを処方し、傷が治ってからクリームに変更します。
半数の方は市販薬使用後
皮膚科に来院される方の半数は、水虫と自己診断して市販薬を使っても治らないため受診されます。
市販薬には何が入っているか
例えばダマリンには抗真菌薬以外に局所麻酔薬・メントールなどが、ブテナロックにはさらにかゆみ止めの抗ヒスタミン薬が配合されています。
市販薬使用は診断を困難にします
市販薬使用中に角質層を顕微鏡で見ても白癬菌を見つけることはできません。
「かゆみ止め成分配合」と称して市販薬には余計な薬が入っているため、それにかぶれている事があります。
市販薬にかぶれている方の治療
まずかぶれを治すために、ステロイド外用薬を処方します。
かぶれが治ったあとで、角質層の顕微鏡検査をやり直し、白癬菌が見つかれば、抗真菌薬(外用薬)を処方します。
