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超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 皮膚科は男性非露出部に自信があります。

口唇ヘルペス・性器ヘルペス

ヘルペスウイルスに感染することによって、皮膚や粘膜に水ぶくれができる病気。

ヘルペス

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型、性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス2型の感染です。

皮膚に違和感があってから半日くらいの間に赤い腫れがみられるようになります。

赤く腫れたところに水ぶくれができます。

水ぶくれが破れて、潰瘍になります。

性器ヘルペスの潰瘍は痛みを伴います。

一方梅毒の潰瘍は痛くありません。

ヘルペスウイルスは、一度感染すると人間の神経細胞の中に隠れ潜んでしまいます。

これがヘルペスウイルスの特徴である「潜伏感染」です。

単純ヘルペスウイルス1型は三叉神経節、2型は腰仙骨神経節に潜伏します。

ウイルスが神経細胞の中でじっと潜伏している間は症状はありませんが、体の抵抗力が衰えると、急に暴れ出します。

治療は、ウイルスの増殖を抑える薬(バラシクロビル・ファムシクロビル)を5日間内服します。

バラシクロビルやファムシクロビルは、正常な細胞へウイルスが新たに感染することを防ぎ、症状が出ている期間を短くします。