泌尿器科医・木村明の日記

Tadalafil東京フォーラム2014@虎ノ門ヒルズ


健康長寿・生活習慣病・男性ホルモン。

土曜日は虎ノ門ヒルズでザルティア講演会

第1演題の座長は私の高校の先輩。 講演内容は健康長寿。 遅刻して行ったので、終わりの方を少しだけ聞けました。 座長の先生は第1演題終了後すぐ帰られたようで挨拶できませんでした。

第2演題はこの日と同じ先生による生活習慣病と前立腺肥大症の関係について。 同じスライドを2度見せてもらえたので、理解が深まりました。

第3演題は私の大学の後輩で某大学の泌尿器科教授(淋しいことにこの条件に当てはまるのは一人しかいない)による男性ホルモンの話。

男性ホルモンの値が高い人は寿命が長い。 どちらが原因でどちらが結果はわからないが、 ホルモン補充療法で寿命が延びたというデータもある。 RCTではなく、後ろ向き集計なのでエビデンスとしては弱いが、

とのことでした。 Tadalafilを投与すると男性ホルモンが増えるそうです。

Tadalafilは男性が健康に楽しく長生きするのに役立つ薬のようです。 ただし、ザルティアを保険で処方できるのはこういった検査を行って前立腺肥大症と診断された場合だけです。

情報交換会では久々に会った東大医局出身者と懇親。 自由が丘の銀座キャンドルも閉店したと教えてもらいました。 自由が丘はテナント料が高くてよくお店が入れ替わるんだそうです。

私の高校の先輩で某大学の泌尿器科教授(この条件に当てはまるのもたぶん一人だけ)ともお話しできました。 腹腔鏡手術とダヴィンチについて。

2014年7月14日


ザルティア関連日記。

2014年4月7日
近日発売のザルティアについて
2014年4月14日
いよいよザルティア
2014年6月4日
ザルティアは14日ごとの通院が必要
2014年6月10日
ニトロ製剤とザルティア
2014年6月27日
血流で過活動膀胱にも効く
2014年7月14日
Tadalafilで男性ホルモンが増える
2014年8月1日
尿流率や残尿量は改善しない。
2014年8月7日
膀胱血流を改善し蓄尿症状も改善
2014年11月12日
大岡越前とレセプト審査
2014年11月29日
パンフの参考文献
2015年5月29日
50歳以上にしか処方できない
2015年6月9日
ザルティア長期処方解禁
2015年6月25日
ディオバンとノルバスクの肥大症には
2015年7月17日
PDE5阻害剤が老化を防いでくれる
2015年12月4日
前立腺肥大症に占める処方割合は15%
2015年12月15日
アボルブからザルティアへの切り替え
2017年11月27日
日本新薬と木村明
2017年12月8日
Webシンポは物足りない
2018年3月22日
ザルティアとα1ブロッカーの併用
2018年6月2日
蓄尿症状より排尿症状に効く