木村泌尿器皮膚科

〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央51-1 TEL 045-949-3066

超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。

第30回日本臨床皮膚科医会1日目


神皮の前会長が会頭を務めた医会がパシフィコ横浜で。

4月26日(土)27日(日)に第30回日本臨床皮膚科医会がパシフィコ横浜で開催されました。 会頭を務められたのはつい最近まで神奈川県皮膚科医会会長をなさっていた先生。

土曜日は4時ごろ到着。ポスター会場へ。 東京共済皮膚科にいた先生が共著者に入っていた某大学のポスターに1票。

企業展示会場では、アクセーヌのブースで、 当院開業準備の時にお世話になった方にお会いしました。 2005年3月に、わざわざセンター南までご足労いただいて、 当院の新米スタッフに化粧品の説明をしてくださったのです。

ニュータウンでの開業、 美容皮膚科がメインになるのかなあ、 と美容の勉強もしていたころでした。 結局、美容は黒字事業にはならずに撤回。

26日にいただいた日焼け止めサンプルはちゃんと自分で使って見て、 アンケートに協力いたします。 せめてもの恩返しです。

イーブニングセミナーは真菌。 この日の第3演題の先生この先生。 爪白癬の検査陽性率は何%か、という質問にはびっくりする。 検査が陰性なのに爪白癬と診断するのはおかしい、みたいな話が印象に残りました。

最新治療法というタイトルをつけたけど、その話はできない、というのも印象に残りました。 COI(conflict of interest)は難しい。 COI;利益相反とは医者の個人的な利益が、患者の不利益につながる状態。 製薬会社から金をもらった医者が、その会社の薬に有利な発表をすることなどです。

ディオバン事件ではデータをねつ造し(医者なのかメーカーなのかいまだ不明)、 それを開業医が集まる会で有名教授たちにプレゼンさせて、ディオバンがアムロジンより良い薬だと宣伝しました。

ノバルティスにはすごいペナルティーが科せられました。 そのため、メーカーが関与して出た成績を有名教授たちにしゃべらせることに、 ノバルティス以外のメーカーも今すごく神経を使っているように思います。

大学での研究費の多くを製薬メーカーが負担している構造はこれからも変わらないでしょうから、 「この番組は○○の提供です。」みたいに、 「この研究は○○製薬がスポンサーです。」と、 明らかにすればすむことだと思うのですが。

医会の懇親会の出し物は学会の懇親会より派手です。 会費も高いですから。

お肉を食べる前にまずお野菜を食べましたよ。

私が投票した発表がポスター賞を獲得しました。

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2014年4月28日の院長ブログ原稿


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