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東大安田講堂で七山セミナー


当院2連休のあとの土曜日、激混みか、あるいは世の中3連休なのでがらがらか(ドクターMの昨日のブログのパクリではありません。本当に私もそう思っていたのです)、期待と恐怖で始めた昨日の外来。

頭しらみの子供も来ず、遠方からのセカンドオピニオン希望の方も見えず、待ち時間は30分以内、時には待合室からっぽ状態で、3時前に診療終了し、東大安田講堂で開かれている七山セミナーへ。

遅刻した私が聞けたのはお二人の発表。自分のところのデータを示してくださいました。放射線療法についての意見の違う先生が示された、放射線療法の成績は2施設とも同程度。これは信頼できます。

今週の医龍2良かったところは、スーパードクターがアル中になったきっかけが、手術成功症例数の水増し、データ改ざん。学会に自分の治療成績を客観的に正しく出すのって、結構大変なんです。

捏造する気などなくても、都合の悪いデータは何か理由をつけて外したくなるもんです。「この人は、家族の都合で1週間放射線治療を中断したから効果がなかったんだ。だから解析対象から外そう。」なんて。

いない患者を作り出すのは立派な捏造ですが、いた患者をいなかったことにするのもデータ改ざんです。で、後者は、故意にではなくやってしまうんです。ですから、成績が良すぎる発表を聞くと、首をかしげるのです。

来年3月で教授が退官するためか、昨年より多くの仲間が参加してました。懇親会では仲間との会話が多くなり、棒屋のあだ名を付けてくださった名誉教授に御挨拶をしそびれてしまいました。

開業している先輩から「おまえ、読売に出てたな。生検が不要なんて言って、みんな怒ってたぞ!」と笑いながら言われました。
「みんなって、先生以外誰も読売の話をしませんよ」と返事。「どう?順調?」「患者数は増えてますが、収入は去年の方が良かったですね。」「保険点数がこれだけ引き下げられるとどこもきびしいよ。」

昨日もタクシーで帰宅。本郷からも11000円。品川と距離は同じ?とにかく、ミナトミライからに比べてもはるかに高く、勤務医の頃は遠くまで通勤していたんだな、と改めて実感しました。

今週は4回飲み会(勉強会)、うち2回が都内。疲労が貯まっているのが分かります。来週は、2班の会と保険請求勉強会と横浜臨床医学会学術集談会(過活動膀胱の口演)。これが終われば、ファニエンテでの当院忘年会までしばらく夜の行事はありません。

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