泌尿器科医・木村明の日記

泌尿器科東部総会その3


ランチョンはアビラテロン、午後はオフィスウロロジーと局所進行前立腺癌。

先週月曜日に参加した泌尿器科東部総会。

ランチョンセミナーはアビラテロンをいつ使うか。 QOLを重視するなら、ドセタキセルの前、との位置づけでした。

アビラテロン提供のランチョンセミナーですから、 医療経済を重視するなら○○○、と演者は言っているのかな、なんて。行間を読んでました。

ランチョンセミナーというのは メーカー提供の弁当を食べながら、 主力製品(薬・機器)の説明を聞くセッション。

昔はランチョンセミナーなんてなくて、昼休みは久々に会った仲間と学会周辺の食堂で歓談してました。

昔は13時からは聞かなくてもよい会計報告なんてやってましたら、実質昼休みが2時間あったんです。

医学の進歩が速い今はプログラムは分刻み。 会場を離れずに、ランチョンセミナーでランチして1日勉強です。

オフィスウロロジーについては、横浜の開業医と城南地区の開業医の発表を聞きました。 城南地区の先生とは中目黒で働いていた頃、親しくしていただきました。

局所進行前立腺癌のシンポジウムでは、第1演題だけ聞きました。 私が勤務医だった頃から有名な先生だけどお顔を見たことがなかった、カリフォルニア大学の先生。

雨が強くなる前に帰宅しましたが、懇親会に出席して8時半に帰宅しても、暴風にはならなかったみたい。 12000円払ったのだから、懇親会で食べ放題したかったです。

ポスター会場には会長講演とランチョンセミナーの合間に行き、すべてざーっと見たのですが、 3時から5時までの討論の様子を見に行くのを忘れて帰宅したのも失敗。

どんな発表があったかより、どんな質問が出て、それにちゃんと答えられたが重要です。

学会発表は事前の査読がないですから、同じテーマを研究中のライバルからの意地悪な質問にも耐えられるかが大事なんです。

2014年10月20日