腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
先週土曜の講演会では泌尿器内科医の生きる道についての有意義なお話を聞けました。
これは外科系を志し、でも定年まで手術室で働き続けることを断念して開業したすべての医者に通じる問題です。
眼科と耳鼻科は違いますが、泌尿器科、整形外科、外科は、投薬するだけの医者になった段階で、かかりつけ医の仕事とオーバーラップしてしまいます。
患者もいつもの薬を処方してもらうだけならかかりつけ医にまとめて処方してもらいたいでしょう。
厚労省が進める地域包括ケア体制でも、地域で暮らす老人を支える医師は一人だけのようで、
泌尿器科医、整形外科医、外科出身の消化器内科医の役割が期待されているとは思えません。