腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
2月20日の同級会の様子を撮影した写真が送られてきました。
私は少し遅刻していったのですが、もう少し遅刻してきた同級生と隣の席に。
教養学部SII・III6Bでも同じクラスで、彼は基礎医学に進みました。
ウイルス研(?)の教授で、一生をウイルス学研究に捧げた友人でした。
「今までに書いた論文でいちばんインパクトファクターが高かったのは何の研究?」
「C型肝炎。30代後半の仕事。」とのことでした。
非A非B肝炎と呼ばれていた輸血後肝炎。
その病原菌を見つける研究をしたのか、献血された血液をスクリーニングする方法を研究したのか。
彼がその分野でどれくらいインパクトを与えたのか。
そこまでは聞けませんでした。
難しい質問をして、難しい回答が帰ってきても理解できませんから。
「病気が治せるようになると、基礎研究にはお金が来なくなるんだよ。」というのはよく理解できました。
B型肝炎に関しては、HB抗原とHB抗体を調べる検査がありますが、
C型肝炎については抗体検査しかできない時期がしばらく続きました。
非A非B肝炎の研究は、輸血前の血液にはなくて肝炎を発症してから血液内に現れたものを探すことでした。
輸血を受ける人は交差適合試験のために予め採血されているのです。
先に見つかったのは、ウイルスそのものではなく、抗体だったのかな?
2月24日のノーザンGIはC型肝炎の話だったようです。
聞けなくて残念でした。
C型肝炎の新薬は高価なので、開業医が処方する機会は少なく、
そのためか開業医向けの勉強会は少ないのです。