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泌尿器科医・木村明の日記(2016年9月9日)

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。


拡散強調画像とADC

低分化前立腺癌は拡散強調画像では高信号に、ADCでは低信号になるが、ADCは拡散強調画像を反転させただけのものではない。


拡散強調画像は水分子のブラウン運動を画像化したもの。

ブラウン運動が少ない部分が高信号となる。

なので低分化前立腺癌が高信号になる。

ただし、拡散強調ではT2強調で高信号の部分はそれに引っ張られて、高信号になる。

それを補正して、水分子のブラウン運動を忠実に表す手法がADCというもの。

b値というのがその画像を作るのにキーになるらしい。

低分化前立腺癌は拡散強調画像では高信号に、ADCでは低信号になるが、ADCは拡散強調画像を反転させただけのものではない。

先日某病院の放射線科医師によるMRIの講義がありました。

質問時間があまりなかったので、講演が終わってから、直接質問して、以上のことを教えてもらいました。

もっと詳しく熱心に教えてもらえましたが、私の今のレベルでは、オーバーフロー。

またいつか、聞ける機会までに、レベルを上げておこう。

って、ポケモンではないので、簡単にレベルはあがりませんが。

カリキュラムコード: P:39621436 H:39621727 L:39690649 D:291 A:1 T:1 S:39631227


拡散強調画像低分化前立腺癌が高信号