腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。
先週水曜日はオンワード総合研究所でのFUFに参加。
年2回開かれる青葉区にある大学病院の泌尿器科との病診連携会。
「泌尿器癌に対する免疫チェックポイント阻害剤」というテーマで同大学の副院長が講演してくださいました。
腎がんにもオプジーボが適応となり、泌尿器科医も知っておかなければならない薬になりました。
がん細胞を免疫細胞が攻撃するのですが、免疫細胞が本当に悪者だけを攻撃しているのかチェックするのが免疫チェックポイント。
警察官が無実の人を処刑していないかチェックする裁判所みたいなもの。
でもがん細胞の中には頭のいい奴がいて、裁判官を買収して釈放してもらうのです。
免疫チェックポイント阻害剤は裁判所の許可なしでも警察官が犯人を処刑できる大統領令みたいなものです。
でその例えで行くと、オプシーボが有効なのは、
時みたいです。
2017年9月4日