泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

1型糖尿病の症例報告@連携勉強会


検査データの一覧にインシュリン値が登場しませんでした。スライドをじっと見たけど、書いてなかった気がします。

北部病院連携勉強会

9 月 25 日 (月)は昭和大学横浜市北部病院と都筑区内科医会との病診連携勉強会。

メインの講演は、「食後高血糖を真剣に考える」。

講師は港北区の総合病院の先生。

  1. 食後高血糖は何故問題なのか、
  2. どう治療するか、
  3. 高齢者では下げすぎると、
  4. 低血糖発作を起こすリスクが高くなる、
  5. HbA1cの目標値は6.5以上(注:ある条件を満たす高齢者の話)とガイドラインに書いてあるので、
  6. それ以下にコントロールしていて低血糖発作を起こすと訴訟になるかもしれない、

というのが印象に残りました。

まだ糖尿病の勉強会に出席しても、断片的な知識しか得られません。

メインの講演の前座として症例報告が2題。

そのうち2例目は「劇症1型糖尿病の1例」

検査データの一覧にインシュリン値が登場しませんでした。

スライドをじっと見たけど、書いてなかった気がします。

血糖が1300もあって、HbA1cが正常ならば、インシュリンが低いのは当たり前で測る意味がないのかも。

「1型の診断にインシュリン値は必要ないですか?」なんて質問したら、

演者に、「そこからですか?」、と呆れられそうだし、

出席している研修医に、「都筑区の開業医、レベル低く!」

との印象を持たれても困るので、もちろん質問しませんでした。

医師会での講演なら、しかも、懇親会付きなら、懇親会で聞けるのですが。

2017年9月29日


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