泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

タダラフィル講演会@崎陽軒


PDE5が心筋で増えると心不全になる。だからPDE5阻害剤は、心不全を予防できるかもしれない。

18日(水)は崎陽軒でタダラフィル講演会。

肺高血圧症の専門家と泌尿器科専門医が講演されました。

もちろん私たち親子ではありません。

肺高血圧症の専門家のお話は前半だけ理解できましたが、後半の心不全とPDE5との関係が良く分からず。

懇親会で講師に質問しました。

横浜の泌尿器科開業医ですが、あなたの大学の先輩です。

と上から目線で自己紹介し、

勉強会の内容をブログに書いているんですが、理解できませんでした。

心筋にいっぱいPDE5が発現していて、心不全になっているマウスは、どうやって作ったのでしょうか?

トランスジェニックマウスだそうです。

遺伝子操作の一種でしょうか。

PDE5が心筋で増えると心不全になる。

だからPDE5阻害剤は、心不全を予防できるかもしれない、

という論理のようでした。

後半のプレゼンのプロのお話は今回も流暢。

座長が紹介されている間、水を口に含んでうがいのような仕草をされていました。

スライド90枚ですが、見事40分の予定時間でしゃべり終わりました。

ザルティアは自覚症状は改善させるが、他覚症状は改善しない、という意見に対する反論。

膀胱内圧を測りながら排尿する試験で尿路閉塞が証明されている症例だけに絞って解析すれば、尿流率は有意に改善しているとのことでした。

2017年10月22日


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