泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

YUC2018冬


心房細動と認知症。超高齢社会における脳梗塞・認知症予防戦略。

アメリカ米国学会

2月28日(水)は新横浜プリンスでYUC

青葉区の総合病院の認知症の専門家を招いての講義でした。

高齢者で頭のCTを撮るとよく見つかるラクーナ梗塞。

1.5cm以下の梗塞像のこと。

加齢による変化で病的意味はない、と説明される変化だそうですが、

アルツハイマー型認知症の危険因子が揃っている人には、

この微小な梗塞が認知症を進行させる、とのエビデンスが揃って来ました。

みっちり1時間、次から次へと提示されるエビデンスについて行くのは大変でしたが、

この頭の体操が私の認知症予防になるだろうと、しっかり聴きました。

心房細動に投与されるDOAC

脳梗塞予防という目的よりは認知症予防という役割の方が大きくなる、というお話。

脳出血も認知症を悪化させるので、ワーファリンよりDOACが良い。

認知症の高齢者は小学生の人口を超える、というお話も印象に残りました 。

2018年3月5日


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包茎手術の名医